前回記事
はじめに
ラズパイ5 16GBの在庫が復活したので急いでポチりました。
セットアップ手順はインターネットに色んな情報があるけど、SSD化キット+ケースの組み合わせの可否とかはなかったので
備忘録的に書いていきます。
準備したもの
Raspberry Pi SSD Kit 512GBwww.switch-science.com
Raspberry Pi 5用フルメタルケースwww.switch-science.com
事前準備
今回はRaspberry Pi OSをインストールするので、予めMicroSDカードに別PCでOSをインストールします。
手順はざっくりですが以下の通り
- 別PCにラズパイ公式から「Raspberry Pi Imager」をダウンロードする
- MicroSDカードを別PCに差し込み認識させた状態で実行ファイル(Windowsならexe)を開きSDカードにOSをインストールする
終わりです。英語ですが、特に分岐や迷う点などはなかったので一瞬で終わると思います。
ラズパイを組み立てる
届いたラズパイ本体、SSD化キット、メタルケースの開封の儀をしつつ、組み立てていきます。
まずはラズパイ本体から。
本体に関してはヒートシンクを貼るだけです。サイズはそれぞれ違うけど一目瞭然なので、特に説明書とかも不要かと思います。
次にSSD化キットです。
SATA接続のストレージを最後に自作PCから離れてたので、初のM.2 NVMe SSD。
端子の挿入に少し一苦労しましたが、奥まで差し込んでスペーサーを取り付けつつ本体基盤を2階建てにする形でSSD化キットの基盤を取り付けて終わりです。
最後にケースへの基盤の取り付け。ここで思わぬアクシデントが…。
今回購入したケースは冷却のために空冷ファンが上部についてるんですよね。
で、SSD化キットで基盤の高さが増してるのでいけるのかな…?と不安に感じてましたが、やはりファンと干渉して取り付けられませんでした。
ファンはネジ留めしてあるだけなので、私はファンを外すことでSSD化を生かしたままケースに取り付けすることはできました。
この組み合わせがいけるのかは自分なりに調べてみたけどインターネット上の情報は見当たらずぶっつけ本番でしたが、やっぱりだめでした。もし購入する場合はご注意ください。
ハードウェアのセットアップは以上です。次からはOS・ソフトウェアのセットアップをしていきます。
ラズパイを起動して設定していく
いくつかハマったポイントがあったけど特殊事例かもなのであまり同じ問題に行き着く人はいないかも?
OSのインストールなどはより詳しく書いた記事が多数あると思うので割愛します。
モニターの給電をラズパイに頼るな問題
当初、こういうタイプのモバイルディスプレイを接続して起動してみましたが、PCは起動しているものの画面が映らない。
調べてみると、モバイルディスプレイへの給電が十分でないため使えない的な情報を公式フォーラムで確認できたため
ディスプレイは外部給電できるものである必要があります。モニターでもテレビでも。
Pi and ASUS ZenScreen MB16ACM - Raspberry Pi Forums
仕様を満たす電源、全然ない問題
とりあえずテレビに繋ぎ変えて起動することが確認できました。
その際に電源はUSB Type-Cなので適当なアダプタと線で接続でいいかとしたところ、起動後しばらくすると静かにPCがシャットダウンしてしまう。という問題が。
こちらも調べたところ、5V5Aの仕様を満たすUSB PDが必要とのことで。そんなもん余ってないよ…。
と思いましたが、これはそこそこ新し目なMacbook Proの純正電源一式で解決できました。
それがない場合はAnker製のなるべく近めなものでいいんじゃないかなぁ。(試してないので未確認)
日本語入力モードに切替できない問題
無事に起動してOSの初期設定も完了、さぁ立ち上がったぞ!ということで日本語IMEのインストールなどを進めていきます。
「fcitx5」と「mozc」が必要になるので、ターミナルで以下のコマンドを実行してインストールしていきます。
sudo apt install -y fcitx5-mozc
インストールできたと思ったんですが、切替ができないというか日本語が打てない。ドウシテ!
調べてみたところ以下の記事にいきつき、ウィンドウマネージャーとの相性問題のようだったのでX11に切り替えることで解決しました。
あとはUS配列キーボードでCaps Lockに入力モード切替を割り当てる設定をしたけど、あんまり記憶に残ってないので特につまずくことなくできたということだと思います。
使っているキーボードはこちら。というか、キーボード配列が具体的なメーカー・機種名まで選択できたことにびっくり。HHKB Studioちょっと欲しくなっちゃったなぁ。
最後に
その後ユーザーの払い出しなどなどをして子ども用のアカウントを渡して、Pi-Appsで色々インストールするところから教えながらやってみる。という形で子どもが使えるようになりました。
US/JISのキーボード配列の壁はがんばって乗り越えてもらいたい。
今はマイクラで遊んだり、PythonのIDE(Thonny)で本の写経をしてTurtleで図形を描いてみたりと楽しそうにしてます。
自分が書いたコードでマイクラを操作できるところまでいけば更に楽しくなると思うので、まずはそこまで一緒にやっていってみようと思います。