ぷりまると娘と犬と猫と猫との日常

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4歳児が自転車を乗りこなすまでの記録

厳しい猛暑日が続く中、いかがお過ごしでしょうか。

娘が最近自転車を乗られるようになり、休日は更なる上達のために練習に付き合っています。(とは言っても最近は見守るだけ)

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幼稚園の同級生たちも自転車の練習熱があがってきていることもあり、どうやって練習したか。気を付けたこと。使ってる機材などを記録としてまとめてみようと思います。


但し書き

これから色々書いていきますが、最終的には

  • 周囲の人的環境
  • 本人の性格、好き嫌い

が大きく影響すると思うので、必ずしも他の子供でもこれをやればうまくいくことを保証するものではありません。

娘の経験と環境

  • ストライダーを1歳の誕生日に与えて、たまに遊んでいた
  • 幼稚園の同級生と休日に遊ぶことが度々ある
  • ストライダーは上手なお友達を見て上達した
  • 最近では自転車に乗れるお友達が何人か出てきた
  • 親たちは自転車を最近まで所有してなく、自転車に乗った経験はなし
  • 自転車に乗れるようになる熱意は高い

目安として、ストライダーを足こぎしてバランス取って自走できる程度になったため自転車の練習を始めることにしました。

使っている機材

ヘルメット

初代ストライダ

2台目ストライダー(14x)

補助輪は全く使っていません。

サドルの高さは爪先立ちでギリギリ届く程度、ペダルを漕ぐ足が窮屈にならない程度の高さに調節しています。

練習の流れ

Step.1 ペダルを漕ぐことに慣れる

これまでのストライダーと動力が全く異なるため、まずはペダルを漕ぐという動作自体に慣れるべく練習を始めました。
具体的には後ろから胴体(脇の下あたり)をがっちり支えた状態でペダルを漕がせる形です。

上げてる足を前方向に回すことを意識させつつ、リズムを掴みやすいよう足の動きに合わせて「ぐる!ぐる!ぐる!ぐる!」と声かけしていました。
このタイミングでは漕ぐ力に意識が向かないよう、ペダルの動きに合わせて掴んだ胴体の押し加減を調節しています。

ちなみに身長170cm弱と小柄な成人男性でもとても腰が痛くなる苦行です。これは耐えるしかない...

step.2 自力で漕いで前に進める

ペダルを漕ぐことに慣れたら、加速の補助、調節を弱めて自分の力で漕いで前に進む練習です。
タイヤが大きかったり補助輪などパーツで車体が重い場合、この段階で割と苦労している印象があります。

最初は発車時のみ気持ち押してあげる程度で、それも徐々に弱めていきます。
緩やかな下り勾配の場所で練習できると捗るので、そういった練習場所を探してみると良いと思います。

発車時も支えるのみで押さずに走り出せるようになったぐらいで次の段階に移っていきます。

step.3 止まりかたを教える

ブレーキの機構も初めてなので使い方を教えて、やってできるところまでしっかり反復練習します。
完全に自走できる前に教えておかないと、思いがけない大怪我や他人を巻き込んだ事故の恐れがあるため確実に教え込む必要があると思います。

慣れるまでは恐怖心から両手を離したり壁に手をついて止まろうとしたりすることがあるので
具体的な方法としてはstep.2と変わらず、練習ポイントをひたすら止まることに特化するのみです。

慣れるまでは本当に危ないので、親が人間ブレーキできるよう常に気を配るとよいです。

step.4 走った状態で一人で漕げる

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ここまでくるとあと一歩。
ストライダーでバランス感覚が身に付いていれば、漕ぐことにさえ慣れればあっという間かもしれません。

支える手をそっと離すのを数秒から初めて徐々に延ばしていくだけですが
離すことの本人との合意は性格に合わせた方がよさそうです。

娘は割と転んでも泣かずにけろっとしていて、手を離すことへの拒絶反応もなかったため
転びそうになったら支えるからちょっと手を離すね、と伝えた上で練習を進めました

自転車の練習に付き合っている同級生のお友達の中には慎重派で絶対離さないで!という子もいるので
そういう子には手は添えるだけで感触は伝えつつ実際にはほぼ補助していない状態で練習したりしています。 本人には「絶対転ばないように(娘の名前)ちゃんパパが支えてるから大丈夫!」と伝えて安心してもらってからの実践です。

このステップまでくると、自転車乗れてるやん!って感動がありますね。よき!

最終Step 自分でこぎだせる

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止まった状態から動き出すことがなかなか苦労しました。

本人に教える中で伝えたポイントはこの3つだけです。

  1. こぎ出す時のペダルの位置
  2. 足を踏み込めば進み出すこと
  3. 地面についた足は、こぎ出すときに地面を蹴って進むと良いこと

あとは、こぎだしのタイミングで背中をトンと押す程度の補助をしながら練習して徐々に力のいれ具合を弱めていきました。

練習にあたって気を付けていたこと、大切にしたこと

まず、楽しく前向きに本人が練習をやる気になること。これが何より大切だと思います。

体の動かし方の「コツ」を掴めば乗れるもので。ここまでに書いた練習の流れは私が自分なりにコツを掴みやすくするにはを考えて実践しました。
しかし、嫌々やらされていたり後ろ向きな気持ちでやってもコツを掴む前にやめてしまったり嫌いになったりしてしまいます。

あくまで本人のモチベーションコントロールと練習の補助をしているだけであって、指揮命令して無理やりやらせるものではないと思います。

その上でポジティブに効いたいくつかの点を書いていきます、

できるお友達がいる(運がよかった)

これは本当にたまたま環境に恵まれていましたが、普段幼稚園で遊ぶお友達が自転車に乗っているのを見て「同じことをしたい」だったり競争意識だったりでモチベーションが爆上がりします。
あまり前向きでなかった他のお友達が娘を見て練習するケースもちらほら見受けられます。

また、ストライダーのときもそうでしたが見よう見まねできるお手本としても一役買っていて上達速度も加速するので、同年代の仲間がいることは非常に効果的でした。

やって見せる

百聞は一見にしかりという諺にも、山本五十六の名言にもあるように、どれだけ口で説明するより実際にやって見せてあげることが重要でした。
特に自転車のような「どう体を、動かすか」を教えることにおいては。

おかげで14インチの自転車に乗るサーカスの熊状態のおっさんという珍妙な光景をご近所さんに見られることにはなりましたが、まぁよしとします。

否定をしない、できたことを見る

言った通りにできないことが当たり前ですが多々あります。練習中なんだもの。
それに対して「なんでできないの?」「そんなんじゃダメ」等、否定的なことを言っても害しかありません。

ペダルを少しでも漕げるようになった、手を離せる時間が一秒でも延びた、同じぐらいでも繰り返せるようになった。
進歩したこと、できるようになったことを見つけて伝えてあげるのが親としての役目だとおもいます

進歩、成長はオーバーなほどに一緒に喜ぶ

自転車の練習に限らずですが、普段から何かやり遂げたり成長があったときはハイタッチしていぇーーーーい!!!!!ってやってます。

特にあえて意識してやってるわけでもないんですが、他の家庭の練習ではあまり見かけずマイジムの先生や外国籍の親の練習風景を見かけると当たり前にやっているので
国民性的な文化の差もあるのかな?と思って一応書き記しておきます。

乗れるようになったafter

乗れることが嬉しいのかいまだに練習を続けていて、小道路旋回と低速走行となんか技術を磨いてます。

これだけ乗れると逆に事故のリスクも上がるため、以下のような点は特に気を付けるよう言い聞かせています。

  • 進行方向に人がいるときは通過を待つ。特にお年寄りや子供、犬連れ
  • 公道、自転車置場への通路では乗らない。押すか足こぎ
  • お友達と乗るときに、スピード競争しない

最後に

あくまで一つの事例として我が家の自転車特訓記録を書いてみました。
自分が子供の、ころってもっと大きくなってからだったよなーと思うとストライダーの効果はばつぐんだ。

これから練習をはじめるご家庭の参考になると幸いです。