リモートワークを始めて一年経ったので振り返る
はじめに
COVID-19が日本で広まり始めてはや一年、弊社ではかなり早い時期から在宅勤務が許可されました。
元々、遠隔地のメンバーとプロジェクトを進めていたことと幼い子供がいることから私自身も許可されてすぐに在宅勤務中心に切り替えていました。
働き方がこれまでと大きく変化した一年だったので、振り返ってみようと思います。
在宅勤務導入からの業務状況
業務上の理由で出社したのは1年間で計2回のみ。 それ以外は完全リモートワークです。
良かった点
仕事/子供の時間を以前より確保できるようになった
通勤時間がなくなったことで、起床から仕事まで・終業から帰宅までの時間が短縮・なくなりその時間を仕事の時間として充てられ、夜に子供と会話・食事する時間が取りやすくなりました。
業務内容は変わらずにワークライフバランスが取れるようになるって最高すぎますね。
昼食、飲料費が抑えられるようになった
会社にいるときはオフィス街でいい値段のランチだったりコンビニ/自販機の飲み物で積み重ねるとなかなかの出費になっていました。
※飲み物はインスタントコーヒーを袖机に常備することで多少はマシになりましたが
これが、在宅勤務だと水出しのお茶や大容量のペットボトルで済ませられるようになったり
お昼も自宅で食べる、外食するにしてもオフィス街比べて割安なのでお財布に優しい食生活を送れています。
趣味、勉強に使う余暇が増えた
これは余暇なのか、通勤レスで体力消費が抑えられる結果なのかはわかりませんが、通勤していたときに比べて趣味や勉強に取り組むことができるようになりました。
趣味の一環で始めたDIYや勉強の成果はまた別の機会に書いてみようと思います。
家の環境を全体的に向上させられた
自宅にいる時間が必然的に長くなるので、住心地や整理整頓に気を配るようになりました。 その分、こまごまと出費がかさんでしまっているのは良くないところかもしれませんが…。
個人的には日常の小さなストレスを少しずつなくせていて、大成功だと思っています!
飲み会がなくなった
元々誰かと飲むのが好きで飲み会が多かったんですが、たまにリモート飲み会がある程度で基本的にはなくなりました。
好きなことができなくなったので物寂しさもありはするものの、飲み会の出費がなくなったことで月のお小遣いを使い切らないほどに余裕ができたり、酔って帰ることがないので体調も良く二日酔いで次の日の仕事に影響をきたすことがなくなりました。
飲み会って、すごい出費だったんですね。
お昼に好きなことができる
これが小さいけどかなり嬉しいことで、録画したテレビ番組を見たりDIYのちょっとした作業をしたり 個人の自由な時間がプラスで捻出できるようになったことはありがたいです。
良くなかった点
運動不足
意識しないと一日で一歩も家から出ない日がざらにあります。 コロナ前はジムに通っていましたがそれもやめてさらに運動不足が加速しました。
ジム通い時代は増量して筋肉をつけていたので運動不足で太ることはなかったですが、筋肉が落ちていったのか体重は元通りに減少しました。
家だとどうしても運動するモードに切替が難しかったので、ライトにできるものをとプッシュアップバーとチューブだけ購入し、少なくとも週に1度は使うようにしています。
リングフィットアドベンチャーも運良く当選しましたが、あまりに汗だくになるのでシャワー前じゃないとやる気になれず全然継続できていません。
仕事上の偶発的コミュニケーション、雑談がなくなった
チャットツールで意図したコミュニケーションしかないので、通路ですれ違ったり近くに立ち寄ったついでに雑談などの偶発的コミュニケーションはどうしてもなくなってしまいました。
この課題はリモートワークをされている方の多くが感じていると思っていますが、未だに私は打開策を見出だせていません。
残業しづらくなった
私の作業スペースは自宅リビングと繋がった位置にあるため、幼稚園が終わって娘が帰ってくると生活音や話しかけられることは避けられず集中が途切れてしまいます。
最近はまだお仕事中なんだよ、と伝えるとそっとしてくれるようになりましたが。
これはそもそも残業せずに済ませられるよう自律・コントロールすべきなので、娘に我慢を強いることがないようにしていきたいと思っています。
会議中に鳴るインターホン、吠え続ける犬
ぷりまるです。
宅配便などでインターホンが鳴るとかなりの勢いで吠え続けます。自身が進行役の会議が多く、オンライン会議中にこれがあると全てが中断せざるを得なくなります。
あと、猫が腕に乗って妨害しようとすることもあります。
言ってどうにかなるものではないので、最近は宅配時間を予め会議時間を避けて指定する等で対策としています。
自宅のネット環境が劣化
マンション設備としてのインターネット回線を無料で使えるのですが、2020年の春頃に同じような在宅勤務の居住者が増えたのか途端に回線速度がとてつもなく遅くなりました。
ADSLかな?ダイヤルアップかな?ぐらいに。令和の時代に下り1Mbpsも出ないとか。
住民たちが声をあげたのか、その後増強工事がなされ現在は無事に解決しました。
Nuro光も契約できるようになったみたいですが、現状のもので今のところ不便ないので利用予定はないです。
光熱費が上がった
言わずもがな。これまで会社から手当や補助がなかったんですが、これからはどうにかなるということで。
今後の課題とまとめ
幸いにも業種・業務内容的に仕事がなくなったり減ったりすることもなく在宅勤務ができていていいことづくめなのでありがたいことです。
今後もずっとリモートワークとなった場合、現在の仕事スペースは子供部屋として渡すことになって場所がなくなってしまうのでそれをどうするかが課題になりそうです。
その頃には在宅勤務で暗黙的に従業員が負担している事業所地代をどうするか、会社員でも事業所家賃を税額控除として良いのか等が社会的に課題となって変わっていくことを期待します。
世の中には在宅勤務が成立しない業種が多くあり、医療従事者や製造業、飲食業などの方々がいることで自分は今の生活ができていることに感謝を忘れず
少しでも早く世界的にCOVID-19が終息し、平和な世の中が戻ってくることを願います。