ぷりまると娘と犬と猫と猫との日常

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1年3ヵ月やった副業を終えたので振り返る

随分久しぶりにブログを書く気がします。1年4ヵ月ほどぶり。
というのも、副業やったり本業のプロジェクトが燃えたり資格勉強・受験してたりしながら子供と遊んだりしてたのでブログ書く余裕が全くなかったので。
今年の8月で副業の契約も終了して余暇が増えたので、振り返ってみます。

副業のきっかけ・内容

元同僚からリファラルで声をかけられたんですが、とりあえず副業で双方のお試し期間としてやってみては?と提案したところ受け入れていただけました。
最終的に転職活動はしないことにしたので、途中からはお試し期間って要素はあまりなく普通に稼働してましたが。

副業先はとあるスタートアップでSaaSの開発・提供をしている企業様。
月に25時間ほど、フルリモートかつ稼働する時間帯は自由ということで基本的に夜か休日に稼働することになります。
同期的に仕事ができないとどうしてもお手伝い的な役割にならざるを得ないため、プロダクトマネジメントの補助業務的なことをやっていました。(詳細は割愛)

副業をやってみてよかったこと

この業界で他社経験がなかったため、本業以外の文化や仕事の進め方、サービスについて知ることができたのは非常に良い経験でした。
当たり前ですが、toCtoBで顧客との距離感やVoCの熱量など全然違うものでした。

本業ではできないことができた

普段は利用するツールも自身の業務範囲もある程度固まっています。
固まっているのでその範囲での習熟度を高めることはできるのですが、新しいツールの利用や隣接する業務範囲に手を出すというのは少しハードルがありました。
今回の副業先では、本業での経験や知識を活かしつつも自分としては新しいツールや業務範囲を触る&学習することができた点はとても良かったです。

スタートアップの文化・空気を知ることができた

これは会社や調達ラウンドによるかもしれませんが、基本的にスタートアップは常にバーンレートとランウェイを意識する必要があると思っています。
副業先のSlackを眺めていても、コストに対してシビアに考えているような場面がいくつかあったように感じます。

本業でもコストを意識はするものの、ある程度の予算が割り当てられて使うことができるのでコスト感覚の差はとても大きいように見えました。

また、やりたいことに対して人員が充足しているわけではないため、分業や役割分担はしつつも一人あたりが見る範囲は広いように感じました。
分業して割り当てられた範囲のプロフェッショナルになることも重要ですが、幅広く受け持って俯瞰した流れやそれぞれの価値観の違いを意識できると動き方が変わるので、これは一度経験しておいて損はないのかなと思います。

人との縁が増えた

限られた業務範囲だったため関わる方の数はさほど多くはなかったのですが、それでも副業先のPdMの方には契約終了前に感謝の言葉をいただけたり
CTOやVPoPの方とも直接(Zoom越しだけど)お話する機会があり、会社主催のイベントに声をかけるね!と言っていただきFacebookで繋がるなど新たな人との縁ができました。
転職活動してない&契約終了で一緒に仕事をすることは一旦終わりですが、狭い業界なのでまたどこかでご一緒できたらなと思います。

収入が増えた

これはまぁそりゃそうでしょって感じですが、本業+αで収入が入るので金銭的にはだいぶ余裕ができました。
逆に、副業終えたので余裕があるままの感覚で散財してたらまずいから金銭感覚が壊れないように注意する必要はあるかもしれません。

副業によって失ったもの

良くなかった、ということは正直一つもなかったです。

個人の時間

普段は個人の時間を使って読書したり勉強したりブログを書いたりしていましたが、その時間をまるまる副業に費やすことになるので
そういった時間がなかなか取りづらい状況になりました。

情報・知識・スキルは常にアップデートしていないとゆるやかに死んでいくと考えているので、これは個人的になかなかしんどかったです。
副業自体で得ているものもあるので0というわけではないのですが。

今回副業の契約が終了になったのは先方社内の方針によるものではありましたが、積読も増えてきていてそろそろまとまった時間を取りたいと思っていたところだったので
自分としてもちょうどいいタイミングだったかなと思います。

副業するにあたってやっておいてよかったこと

契約書を読む経験と手続きに慣れておくこと

本業で過去に契約まわりの仕事をしていたこともあり、契約書のチェックや手続きで特に苦労することはありませんでした。
私はエージェントや企業を介さず個人で契約していたため、こういった受託側の確認や作業はすべて自分で行う必要があります。
業務委託契約書のフォーマットは各社でおおよそ定まっていることが多いとは思いますが、それでも不利になる内容が含まれていた場合は交渉・調整することになるため確認は必要かなと思います。

簡単な会計知識と確定申告

Freee会計を使えばそこまで難しい何かがあるわけではないですが、日商簿記3級程度でもかじっておくと資産計上や減価償却を考慮した経費の使い方もできるのでよかったです。
副業程度で減価償却が必要な金額の資産を計上することはあまりないかもしれませんが。

そして、本業以外から収入を得ているので年末調整では済まず確定申告をする必要がありますが、これも以前から訳あって毎年やっているので特に苦労することはありませんでした。
マイナンバーカードがあればスマホをぽちぽちするだけで終わるのでいい時代ですね。

さいごに

当初は半年程度かと思っていたところ思いのほか契約更新いただけて、1年以上も続けることになった副業ですが
いろんな経験と繋がりと金銭報酬が得られていいことづくめでした。

とりあえず今年いっぱいは新しく副業することはせずのんびり過ごして、2024年以降は積極的に探しはしないものの何かの縁で機会があればまたやりたいなと思います。
クラウドソーシング的な感じの請負とかエージェント経由な準委任契約はたぶんしなくて、知り合いからの紹介とかお誘いみたいな感じがあれば。